実はうちの甘ったれの猫の「てって」は
日本語がわかるの…
それは、うちの猫だって、わかりますよ <`ヘ´>
そんな声が聞こえてきましたが、
もう少し私の話を聞いてください。
「ごはんだよ!」とか 「おいで」 とかの レベルじゃないんです。
甘えん坊で寂しがり屋の「てって」は私が家を留守にするときは
もうこの世の終わり
これが今生の別れの時のような
それは、それは悲壮感たっぷりに泣くんです。
後ろ髪を引かれて何度も戻り、なだめすかして出直したり
出かけないふりをして、急に姿を隠すなどするんですが
あるひ、100mくらいしか離れていないところへ用がありました。
またいつもの声で泣き叫びます。
仕方ないので、「じゃ ついておいで!」って声をかけてみたんです。
そしたら、私の後になり先になりして
ずっとついてきます。
4階建てのマンションの2階が知人の家です。
私がそこの家の玄関で用をすましている間は静かに待ち
「さあ!帰るよ」というとまた私の様子を見ながら、前になったり、あとからついて来たり…
次の日は
ゴミステーションまで 連れていきました。
ここまでは
ついてこれるというか
この子との出会いも、そうでしたから
これはできる子だと思います。
次に試してみたのが
仕事の時「今日は、ついてきちゃだめよ!」って言ってみたんです。
そしたら5メートルはついてきたでしょうか。
そのあとは 例の、悲壮感、憐れみたっぷりの声でしばらく泣いてかと思うと
「あ~あ行っちゃった。今日はこれくらいにしておこうか」
みたいな感じで、何事もなかったように家の中に入っていったんです。
これには、ちょっとがっかりしましたが…
それは ともかくとして
本当に、日本語がわかるんです。
親ばかの私でした。